りゅうと接骨院

院長の中村公昭さんは、古町五番町で生まれ育った生粋の古町っ子だ。2010年に独立開業する以前は体育施設で働いていたが、利用者の体の不調を耳にしながらも解決してあげられないことに歯がゆさを感じていた。そこで柔道整復師の資格を取り、自らの“ホーム”に接骨院を開いたのだった。

「初めはあまり人が来なくて苦労しました。もうやめるか移転するか、という局面で出会ったのが、この『ショックマスター』という機械です」。県内にはまだ数台しか導入されていないというマシン。患部に当ててスイッチを入れると勢いよく振動し、痛みの原因となっている神経に直接働きかけるという。実際に体験した男性は、四十肩で水平ほどの高さまでしか腕が上がらなかったのが、3分ほど施術すると腕が上がり、痛みも軽減したと驚いていた。

他にも、電気療法やウォーターベッドによるマッサージなどの治療法があり、問診や超音波検査をした上で適切な施術を提案してくれる。「商店街の店主さんや近所の方なんかが『ちょっと腰が痛くて』と来てくれたりするとうれしいですね。子どもからお年寄りまで、あらゆる世代のあらゆる悩みに対応する接骨院を目指しています」と中村さん。完全予約制ではなく、飛び込みもOK。まさに商店街の「駆け込み寺」だ。